わしのまま

Percussionist, Vocalist & Songwriter とくじろうのブログ

スペイン語のこととKalimán

最近友人と話してて気が付いたんやけど、外国語の発音って、自分の中に無い発音は聞こえへんし、再現も出来へんねんね。

 

日本語は『あいうえお』以外は1つの子音と1つの母音が必ずセットになって発音されるけど、アルファベット圏の言葉は必ずしもそうやない。

子音だけ、子音2つと母音、とか。
元々日本語に無い英語の『R』や『V』や『Th』や、複雑な母音の発音なんかはもちろんやけど。


むか〜〜しわしがメキシコに住んでた頃も、最初の3ヶ月はま〜〜〜たく何を言うてるんか聞こえへんかったもんね。

ず〜〜〜っと一続きの呪文みたいに聞こえて。

ある程度文法の知識があって、単語をそれなりに知ってても。

 

それがふっとある時を境に文や単語の区切りが分るようになって来るから不思議。
まさに赤ちゃんが言葉を話せるようになるまでの順番で言葉って話せるようになっていくんやろね。いくつであっても。

 

経験から言うと知らん単語は聞こえにくい。

日本語でもそうやわね。

なので、言葉を覚えて行く上で大事なんは、ヒアリングと同時に語彙を増やすことなんやと思う。
その次が文法かな。

言葉はコミュニケーション ツールやし、単語さえ合ってれば文法はデタラメでも相手が察して理解してくれるもんね。

お互いに理解しようという気があれば。

 

いったん聞く耳が出来てくると、自分の発音と正しい発音の違いが分るようになるから、どうすれば正しい発音になるかを自分で試行錯誤出来るようになる。

そうやってああでもないこうでもないと繰り返すうちに発音も少しずつ出来るようになるし、より聞き分けることが出来るようになる。

実際にネイティヴの人や発音のきれいな人に聞いてもらいながらやるのが一番やろうけど、ひとりでも出来んことはないかな。

 

わしの場合スペイン語なんで、英語に比べると発音は比較的楽なんやけど、それでも難しい発音は幾つもあったし、今でも苦手な発音はあるなぁ。

 

『L』と『R』の違い、語尾の『R』の始末、『Gr』と『Gl』や『Br』と『Bl』みたいな二重子音、『ie』や『ue』みたいな二重母音などなど。

特に二重子音なんかはスペイン語圏の場合小学校の国語の時間に発音の練習をするみたいやね。
キューバ人から聞いた話やさかいに、他のスペイン語圏の場合は分らんけど。

 

語尾の『R』の始末や二重子音あたりが苦手な人が多い気がするね。日本人の場合。

そもそもの発音が似てるだけに余計に難しいのかも。

あと、発音が英語寄りになっちゃう人も多いかな。

 

わしが苦手なのはたとえば『Birria』とか『Burlar』とか。

Birria はハリスコ州の郷土料理なんやけど、とにかく発音が難しい。未だに苦手。

Burlar はからかうっていう動詞やけど、このRの後にすぐLが来るこの発音も!

『No debes burlarte de mí』みたいに更にteやらmeやらseが付いた日にゃあもう。

 

それはさておき、ヒアリングの訓練でわしがやってた&やってるのはラジオの聞き取り&書き取り。

とくにAMラジオみたいに複数のパーソナリティーが居て会話形式で放送してるやつ。

口語の言葉が覚えられるし、その国、その地方の言い回しを覚えられるしね。

 

とにかくラジオを聞きながら知らない単語が出て来たら綴りが間違っててもいいからひたすらノートに書いていく。

で、放送終了後その単語を辞書で調べて答え合わせをしていく。

綴りが間違ってて中々出て来ない場合はひたすら似た発音のものを探す。

『P』と『B』や『C』と『G』なんて発音はよう似てるから、未だに知らん単語はその辺りに見当をつけて何回も何回も調べます。

あと、『C』と『S』と『Z』はいずれも同じ発音になるから、語彙が少ないうちはまず間違う。

えらいもんで、ある程度語彙が増えて来るとこの単語は『C』やろなあとか『S』やろなあ、ってのがなんとなく分るようになって来るから不思議。

『B』と『V』とかも。

 

このラジオの聞き取り・書き取りはヒアリングの訓練にもなるし、語彙も増えるし、自己流のやり方やけど、あながち間違ったやり方ではないんやろね。いま思うと。

 

『話す』っていう能力は『聞く』っていう能力とはまた別物らしく、これも経験上、ふだんから話していないとどんどん能力が低下していくみたい。

もちろん単語なんてモノはどんどん忘れていくしね。

たかだか1年ほど住んでただけやのに、日本に帰って来たら少し日本語がおかしくなってたもんね。

これもそういうことやよね。きっと。

 

この『話す』っていう能力は、どうやらその環境に身を置けば戻って来るものということが分ったんで今は環境的に諦めてるんやけど、『聞く』っていう能力は、ふだん歌う時の発音にも直結してるんでどうしても落とすわけにはいかん。

 

そこでわしがやってるのが、やっぱりラジオ。

正確にはラジオドラマです。

メキシコにいた時からずっと聞いてたシリーズものんのアドベンチャーもんのラジオドラマがあって、それをここ何年間かはずっと聞いてます。

文明の利器、ですな。Youtube

メキシコでは20年以上続いた人気シリーズということもあって、最近はいっぱい上がってるんですね。

 

『Kalimán - El hombre increible -』

メキシコのスペイン語は発音がハッキリしててクセが少ないんでヒアリングには最適な上に、このシリーズは一話が30分弱なのでちょうどいい。

また、ナレーションと登場人物の会話で展開するんで、フォーマルな言い回しと口語とがどちらも聞けるから言葉が偏らない。

登場人物が老若男女すべて出て来るから色々な言い回しを知ることが出来る。

セリフをすべて書き出して真似をして音読することで正しいイントネーションとアクセントを覚えることが出来る。

映像が無い分言葉で情景描写をしてるんで、表現方法を知ることが出来る。

映像の助けが無いので言葉だけで理解しないと内容が解らない。

おまけに内容がおもしろい!

 

とにかくわしにとっては必要な要素が全部詰まってるんで、これ以上はない教材です。

今は寝る時にお楽しみとして聞いてるだけなんで単語をチェックして調べて、という作業はしてないですが。

作品自体が面白いんで、スペイン語が出来る人にも、これから覚えようとしている人にとっても総合的に見て良い教材やと思います。

 

たしか小林克也さんも映画で英語をマスターしたということですし、海外留学はしていないのにものすごく発音のキレイな通訳の知り合いもいますし、日本に居てても工夫次第ではキレイな外国語が話せるようになるんやないかと思います。

 

Kalimán https://es.wikipedia.org/wiki/Kalim%C3%A1n

Kalimán : El valle de los vampiros (吸血鬼の谷) 全151話

ハラハラ ドキドキ、なかなか聞き応えのあるシリーズでした♬


KALIMAN y el valle de los vampiros cap 1 (parte 1 )

 

ちなみに、冒頭の方はこんな感じ。

長文のどこでブレスをするか、というのも参考になるね。

どういうイントネーションで読むとどういう印象になるか、とか。

ほんまにええ教科書です。

 

1'32〜

Narrador - Londres, la señorial y magnífica capital de Ingraterra.

Londres, la segunda ciudad más popuroza del mundo y la primera quizá en tradición y belleza. Con sus anchurozas avenidas donde las señoriales construcciones soportan estóicas el paso mecánico del modernismo sin inmutarse. Donde los monumentos a los grandes héroes y reyes que levantaron el gran imperio Inglés vigilan desde sus pétrios tronos a sus fieles súbditos, fieles guardianes de sus tradiciones.

....


5'46〜

N - Aquel singular caballero completaba su indumentaria Indú con un cinturón de hebilla de oro donde colgaba una daga curva con empuñadura de pedrería.

Aquellos dos singulares turistas eran Kalimán y su pequeño amigo Solín.

 

Kalimán - Las ... de la mañana. Tenemos el tiempo suficiente para llegar a nuestra cita.

Solín - Cita? Mi señor de amigo Kalimán, yo sé que no debo hacer preguntas inútiles. Pero creo que debo saber cómo es que has concertado una cita en nuestro primer día en Londres.

K - Mi querido y pequeño amigo Solín, en la vida siempre tenemos una cita pendiente. Cada segundo que transcurre de nuestra existencia se convierte en una cita con nuestro destino. juju, además, no creo que prefieras quedarte más tiempo en hotel con esta hermosa mañana de primavera.

S - Ah jah, por supuesto que no. Pero, pero habías dicho que durante nuestra visita a Londres nos dedicaríamos a visitar todos monumentos, museos, castillos. En fin que debemos hacer lo que todo turista. Lanzarse a la ciudad ávido de ver todo.

K - Vaya, vaya. Me alegro el que pienses enriquecer tu cultura a través de los ojos, Solín. Pero el cumplir nuestra cita de ninguna manera cambia nuestro planes.

...