ちょうど去年の今頃、『あなたのいた風景』のMVの素材の撮影に福島・宮城へ行った。
初めての東北。
7sonoraで歌詞や曲を書き始めて以来ずっと書きたい、書かねば、という思いがあっただけに、この曲への思いは大きい。
それは今でも変わらへん。
阪神・淡路の震災の時、時間の経過とともに加速度的に忘れられていく被災地・者のことを見て来ただけに、幾ら時間が経っても、たとえ微力でも、忘れずに思っている人間がここにも居るということを何らかのカタチにしたかった。
自己満足なんかもしらんけどね。。。
2ndアルバムには、ホンマ偶然の思い付きから実際に曹洞宗のお寺でお経を録音させてもらうことになった『Rezo』という般若心経とSanteriaのOduduwaをモチーフにした曲が入ってるんやけど、意図せずにこういう歌詞を書いて、そういうアレンジになったことに、何かしら大きな力が働いてるんやないかなぁ、、、と、そう思う。
『あなたのいた風景』の舞台は、海と山とが近く、四季の移ろいを田んぼの景色で感じられる、そんな町。
そんな町を実際に自分の足で歩いてみて、ほんまに色々と思うことがあった。
去年の滞在はものすごく短期間で、しかもピンポイントでしか訪れることが出来へんかっただけに、機会があればもっとゆっくり時間を掛けて色々な地域を訪ねたいなぁ。
でもほんま、短期間でも実際に訪れてみんと分らんもんやね。
ほんの些細なことなんかでも。
寒さの質も全然関西とは違うし、風はめちゃめちゃ強いし。
また、田んぼや畑の規模の大きさも。
震災から8年目。
お亡くなりになった全ての方のご冥福と、被災地の全ての方の心の平和を願ってやみません。
7sonora / あなたのいた風景 (El paisaje en que estabas)