わしのまま

ラテンパーカッショニスト「とくじろう」のブログ

あまのじゃく?へんこ?

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先日、7sonoraの新曲『Dame la mano ~Babalu Aye~』のMVを公開しました。

https://www.youtube.com/watch?v=Q0qAwPcF6oY

 

その中身とはあんまし関係がないかも知らんけど、少し。

 

一般に『ラテン音楽=陽気でハッピー』みたいなイメージが強いと思うんやけど、むかしからその画一的なイメージにすごい抵抗を感じるんやなぁ。

 

日本人にとって馴染みのない言葉でもあるし、目に付きやすい、煌びやかな映像や音楽からそういう印象を持たれるんやろうけど。

 

わしが知ってるのはメキシコ人とキューバ人だけやけど、みんながみんな『イェ〜〜イ!!ハッピーハッピー!!』みたいなお気楽な側面だけの人間ではないもん。

 

知れば知るほど、一緒。おんなじ。

表にはあんまし出さんてだけでね。

 

7sonoraの2ndアルバムのタイトルを『Antitesis(アンチテーゼ)』って提案したのもそういうところから。

世間一般が持ってるイメージがそうなんやったら、そればっかりやないもんも見したろかい、てつもりで。

 

あんまり日本では一般的ではない西語の曲で、そういう曲はようさんあるんやけどね。

 

あともうひとつ。

むかしから単館系の映画が好きやったんやなぁ。

ムービーやなくてシネマ。

もちろん解りやすいムービーも好きやけどね。

 

学生の頃はまだ今みたいに入れ替え制やなかったさかいに、2回も3回もおんなじやつ観たりしてね。

フランスやドイツやスペインやら、ヨーロッパ系のんはよう観たなぁ。

 

そんな影響もあってか、『表やなくて裏』、『光やなくて影』、そういうところを表現したくなるんやなぁ。。。

歌詞にしても映像にしても、もっとうまいやり方があるんやろうけど、馬鹿正直やさかいに、つい直球を放ってまうんやけど。

 

人前に出ておあしを頂戴する人間としては、『光』の部分だけを見せるべきなんかもしらんけど、どうもそれはちゃう気がするんやなぁ。

 

去年セルフポートレートとして撮ったこの写真はまさに。

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実際の自分の中では『光』の割合いよりも『影』の割合いの方が多いくらいやしね。

今回のMVでもその部分を存分に発揮してみましたw

 

映像も編集もまだまだ駆け出しやし、見る人が見れば稚拙な部分も多かろうとは思うけど、今の自分にはこれ以上は無理やし、もうこれ以上何も出てこんところまではやったつもりやし、ようやったって、ひとまずは自分をねぎらったげなね。