パーカッションと言われる打楽器たちって、どの楽器も突き詰めようとするとホンマに時間がかかる。
バランス感覚の良いパーカッショニストはそれら時間のかかる楽器たちを満遍なく時間をかけて体得していくんやろうけど、これは人間付き合いと似てる気がして、わしなんかは不器用やさかいにそれが苦手で😅
ラテンパーカッションに限って言うと、圧倒的にコンガに時間をかけてやってきた。
パーカッショニストである前に、自分のことをコンガ叩きやと思ってるわしにとって、キューバンにしろニューヨークものであるにしろ、オルケスタ編成のバンドでコンガが出来るということはホンマに有難い。
幸運なことに20代の頃から現在に至るまで、何年かのブランクがあったことはあるものの、常にオルケスタ編成のバンドでコンガをやらせてもらってきた。
オルケスタでサルサなりを演奏する際に何を大事にするか、はそれぞれのコンガ叩きのポリシーや美学で色々あると思うけど、わしの場合はまずは音色と音量。
いくらデカい音で叩けても音色が汚いと意味がないし、音色がキレイでもバンドで混ざった時に聞こえませ〜〜んでは演奏してへんのと同じやし。
自分が出来てるかどうかはおいといて、やけどね。
それから、マイクがあるんやさかいに生音がそんなデカい必要はない、なんてのは自分の中にはなくて、ノーマイクであってもちゃんと聞こえるようでないと、というところが出発点になってる。
劣悪な音環境の現場ってむかしはしょっちゅうあったしねぇ(笑)
わしの音はよう通る、聞こえるって言うてもらうこともあるけど、キューバ人の鳴らすコンガの音を知ってる人間からすると、ほんまにまだまだ全然。。。
小学生と大人くらいの差があるんを知ってるから💦
果たして日本人のわしにあんな音が出せるようになるのか。
現時点ではまだ到達出来てないし、この先到達出来るんかどうかも分からんけど、少なくともあと10年くらいはそれを追求してやって行きたいなぁ。
この先もわしをコンガ叩きとして必要としてくれる場所があれば、やけど。
この1〜2年とくに体力の低下をヒシヒシと感じるてるけど、なんとか現役のコンガ叩きでい続けられるよう、トレーニングにかける時間も増やさんとあかんな、と実感した先日のカリブレのライブでありました。